2022年に読んだ本は何ですか?(Tisaneより)
りょうこさんの返事
去年読んだ本の中で面白かったのは、凪良ゆうさんの「流浪の月」でした。
私の生徒さんから、おもしろかったと聞いて読んでみました。
(そのかたは、日本の小説をオーディオブックで聞いて読んでいるんですって!
(「読む」であっているのかな?リスニングは得意だけど、早く読むのは苦手という人におすすめの方法ですね)
話はちょっと暗いんですが、
「ある小学生の女の子が家出をして、公園で知り合った男子大学生の家へ行きます。
二人は知り合いじゃありません。ですから、他の人から見たら、ただの誘拐事件です。
女の子は男の人との生活が好きで、ずっとここで暮らしたいと思っていましたが、
女の子の望みは叶いませんでした。
誘拐事件の犯人と被害者となった二人は、15年後に再会します。
それから二人はどうするのか…」
という話です。
たとえば、私がいつもしていることが、実は「普通」じゃなかったらどうだろう。
たとえば、夜ごはんにアイスクリームだけを食べるのはなんでダメなんだろう。
などなど、本を読んで、「正しい」とか「普通」って何だろうと考えました。
また、他の人に気持ちが伝わらないもどかしさや、怖さなども感じました。
でもやっぱり、実際に自分がこういうニュースを見たら、
二人の周りの人たちと同じようなことを考えたり、してしまったりするんだろうなとも思いました。
いろんなキャラクターの気持ちになって考えられるのが、おもしろいと思いました。
社会的なテーマが好きな人や、考えることが好きな人は面白いと感じると思います。
もちろん、読んだあと、生徒さんと感想を言い合うレッスンができたのも
とても楽しい経験でした。